12月に、チェコへ行く予定があります。

チェコ語は、あいさつも知りません。

アプリを探してみました。

語学アプリにチェコ語のコースはあります。ただ、英語による説明で、日本語対応ではありませんでした。

たとえばDuolingoは、日本語から8つの言語を学べます。そこにチェコ語は入っていません。

チェコ語を学ぶのに、まず英語を読む。それは遠回りです。

そこでChatGPTに、先生になってもらうことにしました。

「先生になってください」と頼んでみた

送ったのは、この文です。

あなたは、チェコ語スクールの先生です。 私は、12月にチェコに旅行に行きたいと思っている生徒です。 チェコ語は、挨拶も何も知りません。 今から、レッスンしてください。

返ってきたのは、その場で始まるレッスンではなく、まず計画でした。

12月の旅行が目標なら、最初から難しい文法をやる必要はありません。 まずは「旅行中、本当に使うチェコ語」を覚えていきましょう。

そして、8回分の順番を組んでくれました。

  1. あいさつ・お礼
  2. 数字・値段
  3. レストラン
  4. ホテル
  5. 買い物
  6. 道を聞く
  7. 困ったときの表現
  8. チェコ人とのちょっとした会話

旅行で使いそうな順に並べてくれました。 教科書のように文法から始まるのではありません。

毎回の進め方も決まっていました。

①覚える → ②声に出す → ③ミニ会話 → ④復習

文法を細かく説明するより、まず「口から出る」ことを優先します

文法を勉強するより、旅行先で口から出るようにしたい。私が欲しかったのは、まさにこれでした。

第1回は、5つだけ

いきなりたくさん出てきたら、それだけで閉じていたと思います。

でも第1回は、5つだけでした。

チェコ語 読み 意味
Dobrý den. ドブリー デン こんにちは
Děkuji. ジェクイ ありがとう
Prosím. プロスィーム どういたしまして/お願いします
Na shledanou. ナ スフレダノウ さようなら
Ano. / Ne. アノ/ネ はい/いいえ

「これは超重要です」「旅行中に一番使いやすい挨拶です」と、使う場面まで添えてくれます。

声に出すと、発音がどう認識されたか分かります

私はiPhoneの音声入力で答えています。画面に向かって、実際に声に出すわけです。

音声入力は、話した言葉を文字にして画面に出します。日本語設定のまま話しているので、チェコ語として正しく書き取られるわけではありません。 近い音の日本語や英語に置き換わります。

言ったつもり 画面に出た文字 ChatGPTの返し
ドブリー デン Dobrý den. Výborně!(すばらしい)
チャイ、プロスィーム Cai prosím. 音としてちゃんと近づいています
ジェクイ Dickey. ちゃんと Děkuji を言おうとしてます
ネ、ジェクイ うん、のじくい. そう!

「ジェクイ(ありがとう)」と言ったつもりが、「Dickey」になりました。 英語の人名のようです。

「ネ、ジェクイ」にいたっては「うん、のじくい」でした。少なくとも、音声入力にはこう聞き取られたわけです。

でも、Dobrý den はそのまま「Dobrý den」と出ました。

同じように言っているつもりでも、正しく認識される場合と、別の言葉で認識される場合があります。発音を採点してもらったわけではありません。それでも、ちゃんと聞き取ってもらえた言い方と、そうでない言い方が、自分で分かります。

発音が崩れても、笑われません

おもしろかったのは、ChatGPTの受け方です。

今の Dickey は、ちゃんと Děkuji を言おうとしてます

今の Cai prosím で、音としてちゃんと近づいています

間違いを指摘するより先に、できているところを言います。

「うん、のじくい」に対しても「そう!」でした。人に見られたら、ちょっと恥ずかしい文字です。それでも笑われません。

そのうえで、正しい形を並べてくれます。

Ne, děkuji. ネ、ジェクイ =「いいえ、ありがとう」

恥ずかしくないので、次も言えます。 これが人相手だと、私は少し気になってしまうと思います。

店員さんになってくれる

覚えたあとは、そのまま会話に入ります。

ChatGPTが店員役になるのです。

Cukr? (ツクル?=砂糖は?)

今回は砂糖はいりません。 「いいえ、ありがとう」とチェコ語で答えてみてください。

答えると、次が来ます。少しずつ難しくなっていきます。

では、もう一回だけ、最初からヒントなしでやってみましょう。

店員:Dobrý den.

あなたの番です。

カフェで紅茶を頼んで、砂糖を断って、お礼を言う。その一連を、一周できました。

10分のつもりが、40〜50分やっていたと思います。 それでも、第1回の5つを全部やり終えるところまでは進みませんでした。「さようなら」は、次に持ち越しです。

時間は、あっという間に過ぎていました。

そのまま使えるプロンプト

最初に送った文です。かっこの中を、ご自分の状況に書き換えてください。

あなたは、(言語)スクールの先生です。 私は、(時期)に(行き先)に旅行に行きたいと思っている生徒です。 (言語)は、挨拶も何も知りません。 今から、レッスンしてください。

短い文ですが、「先生」と「生徒」を決めたのが効いたと思います。役が決まると、向こうも先生として話してくれます。

「挨拶も何も知りません」と正直に書いたのもよかったようです。知っている前提で進まれると、そこで止まってしまいます。

声に出すところまで頼む

文字だけのやりとりなら、ここまでにはなりませんでした。

音声入力にして、実際に口から出す。 そうすると、自分が言った言葉がどう聞き取られたかを、その場で見られます。

iPhoneなら、キーボードの横にあるマイクを押すだけです。特別なアプリは要りません。

英語なら、ほかの手もあります

チェコ語以外でも、同じ考え方で練習できます。英語でも同じように頼めます。

ただ、英語は学べるアプリがたくさんあります。 系統立てて練習したいなら、そちらのほうが早いかもしれません。

たとえばSpeakのような英語の学習アプリもあります。ただしチェコ語はありません。 だから私は、ChatGPTで練習しています。

まとめ|チェコ語の練習は、今日が1日目です

日本語でチェコ語を学べる教材やアプリは、私にはなかなか見つけられませんでした。 それならAIに先生になってもらえばいい、と気づいたのが今日でした。

やってみて分かったのは、この3つです。

  • 旅行で使う順に組んでくれる。文法からではない
  • 声に出すと、発音がどう認識されたかが分かる
  • 発音が崩れても笑われない。恥ずかしくないので、次が言える

毎日10分、続けたいと思っています。

でも、たぶん続きません。 そういう覚えが、いくつもあります。

続いたかどうかは、12月に答え合わせします。

言えなかった場面をあとから用意しておく話は、こちらに書きました。

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