フリマアプリに、使わなくなったIKEAのガラス瓶を出品していました。

小さいものが4個と、大きいものが2個。まとめて1,580円で、送料は出品者負担です。

そこへ、こんなコメントが届きました。

「小さいサイズ4個のみでも大丈夫ですか」

かまわないのですが、いくらにすればいいのかが分かりません。

セットで付けた値段を、どう分ければいいのでしょう。

ChatGPTに相談したら、思っていたのと違う順番で決まっていきました。

これから出品するときにも、そのまま使える順番です。

値段を決めようとしたら、送料が分からない

まず、そのまま聞いてみました。

値段いくらにする?

ChatGPTが、買ったお店の公式サイトを調べてくれました。

同じ商品4個で、新品価格は299円。思っていたより安くて、少し驚きました。

自分では調べていませんでした。

そのうえで、300円なら良心的、500円なら妥当、800円以上はやや高め、と目安をくれました。

ただ、この答えには送料も手数料も入っていません。

しかも、AIは最初から別のフリマアプリを前提に話していました。私が使っているのはラクマです。

そこで、こう言い直しました。

ラクマで計算して

すると、答えが変わりました。

  • 販売手数料(売れた金額からアプリに支払うお金)は4.5〜10%の変動制。今回の取引では10%でした
  • 送料は430円くらい

700円 − 70円 − 430円 = 200円

「しかも梱包資材代もここから出る」とも言われました。

700円で売っても、手元には200円しか残らない。アプリ名を伝えるまで、ラクマの条件では計算されませんでした。

その430円は、どこから来たのか

430円という数字が、どこから来たのか気になりました。

送料430円は、何で送ってる想定?

返事はこうでした。

あ、そこは私の説明が雑だった。ごめん

宅急便コンパクトで送る想定だったそうです。

私は、発送方法を一度も伝えていませんでした。だからAIは、仮の発送方法を置いて計算していたのです。

そして発送方法が決まらないと、送料も決まりません。

ガラス瓶なので、割れないようにプチプチで包みました。すると厚みが出ます。厚みが出れば、薄い封筒では送れません。

実測したら、送料が決まりました

プチプチで包んで、実際に測ってみました。

横16cm・縦16cm・高さ6cm。

包んだ状態の写真も送りました。

そのうえで、思いついた発送方法を自分から出してみました。

ゆうパケットプラスでギリギリ入るかなってとこ

すると、ChatGPTが箱の寸法を調べてくれました。

ゆうパケットプラスの専用箱は外寸24×17×7cm

並べると、入ります。

あ、写真を見る限り、かなり現実的に入ると思う

ここでゆうパケットプラスで送れることが分かり、送料が380円になりました。

決まった順に並べると、こうなります。

フリマの値段が決まるまでの順番の図解。実測して梱包サイズを出す、入る箱が決まる、発送方法が決まる、送料が決まる、最後に値段が決まる、という5段階が矢印でつながっている
値段は、いちばん最後に決まりました

測るまでは、箱も発送方法も送料も決まりませんでした。

送料が決まれば、値段も決まる

送料380円で、いくらにすればいいか。並べてもらいました。

売値 手数料(10%) 送料 手元
700円 −70円 −380円 250円
800円 −80円 −380円 340円
900円 −90円 −380円 430円

これを見て、手元に430円残る900円にしました。相手にも伝えて、そのまま決まりました。

ラクマの出品画面。ガラスの保存瓶の写真と、IKEA ガラス瓶セット、900円、送料込みと表示されている
4個だけを、900円・送料込みで出し直しました

売れたあとの取引画面が、こちらです。

ラクマの取引画面。商品代金900円、販売手数料10パーセントで90円、かんたんラクマパック利用料のゆうパケットプラスが380円、差し引いた受取代金は430円と表示されている
手数料と送料が引かれて、受取代金は430円でした

計算どおりでした。

ただ、ここに入っていないものがあります。

専用箱の代金65円です。箱は自分で買うので、この画面には出てきません。引くと、手元に残るのは365円になります。

前に「梱包資材代もここから出る」と言われていたのに、値段を並べてもらった表からは抜けていました。最後に自分で箱代65円を引かないと、365円にはなりません。

同じ「ゆうパケットプラス」でも、送料は違う

調べていて気づいたことがあります。

ラクマ メルカリ
ゆうパケットプラスの送料 380円 455円
専用箱 65円 65円
箱の大きさ 24×17×7cm 24×17×7cm
販売手数料 4.5〜10% 10%

箱の規格は同じなのに、送料が75円ちがいます。

900円で売ると、箱代を引いたあとに残るのはラクマで365円、メルカリで290円。同じものを同じ値段で売っても、差が出ます。

→ 出典:ゆうパケットプラス(ラクマ)ゆうパケットプラス(メルカリ)

数字はご自分のアプリで確かめてください。順番は同じです。

今回の取引では、送料は発送後に確定しました

発送してすぐの画面では、送料も受取代金も「未確定」と出ていました。

あとで開いたら、380円で確定していました。

つまり今回は、発送した時点では、取引画面の送料がまだ確定していませんでした。

専用箱に入る前提で計算していたので同じ額になりましたが、もし入らずに大きな箱へ変えていたら、手元に残る額は減っていました。

だからこそ、先に測っておく意味があります。

抜けていたのは、どちらも送料でした

売ったあとに、もうひとつ気づいたことがあります。

AIが出した「新品299円」を、自分で調べ直してみました。

すると、どこで買うかによって、送料のかかり方が変わると分かりました。

買い方 商品 送料 合計
お店まで行く 299円 299円
公式サイトで取り寄せ(会員) 299円 500円 799円
公式サイトで取り寄せ(通常) 299円 1,000円 1,299円
大手通販サイト 950円 ―(送料込み) 950円
今回のフリマ 900円(送料込み)

→ 出典:RAJTAN ライタン スパイス瓶(IKEA公式)/通販サイトの950円は2026年8月時点

299円は、お店まで行ける人の値段でした。 取り寄せると799円から1,299円。通販なら950円です。

AIは「新品299円だから800円は割高」と言っていました。でもその299円には、買う人が払う送料が入っていません。 売る側だけでなく、買う側でも送料が抜けていたわけです。

送料や手数料、商品の値段は変わります。公式サイトで確かめてから決めてください。

数字をそのまま信じて困った話は、こちらに書いています。

ChatGPTはどこまで信用できる?|最終のバスは4時間前でした

そのまま使えるプロンプト

私が送った文を、順番に置いておきます。かっこの中を、ご自分の状況に書き換えてください。

フリマで出品中の商品について、値段の相談にのってください。

【アプリ】(メルカリ/ラクマ など) 【いま出している内容】(商品と、セットなら組み合わせ・値段) 【相手の希望】(一部だけ買いたい、など) 【商品】(材質、割れ物かどうか) 【送料】(出品者負担か、購入者負担か)

手数料と送料を引いたあと、手元にいくら残るかも教えてください。

このあと、梱包した状態を測って伝えます。

包んだ状態のサイズは、横◯cm・縦◯cm・高さ◯cmです。 この大きさで送れる方法と、そのときの送料を教えてください。

アプリの名前を先に書いておくのが大事でした。今回は書かなかったため、別のアプリを前提にした計算になっていました。

これから出品するときも、同じ形で使えます。【相手の希望】は空のままでかまいません。先に測ってから相談すると、一度で答えが出ます。

まとめ|値段は、いちばん最後に決まる

フリマの値段は、こう決まりました。

  • 測る → 包んだ状態の大きさが出る
  • 入る箱が決まる → 送れる発送方法が決まる
  • 発送方法が決まる → 送料が決まる
  • 送料が決まる → やっと値段が決められる

「いくらにしよう」から考えると、いつまでも決まりません。

先に測る。 そこから、順番に決めていきました。

そして最後に、手数料と送料と箱代を引いてみる。900円で売っても、箱代まで引くと365円。知ったときは、正直なところ「そんなものか」と思いました。それでも、知らずに決めるよりずっといいと感じています。

小さな一歩から、AIのある暮らしが始まります。