仕事が終わって、これから帰ってご飯を作る。

そう思っただけで、気持ちがしずむ日はありませんか。

私も、配属が変わって帰宅時間が遅くなったため、そう思うことがあります。

ただ、よく考えてみると、作りたくないわけではありません。作る時間そのものが、足りないのです。

この記事では、宅食を調べようとしてChatGPTに相談した話を書きます。「冷凍がいい」と言われたのに、ある一言を足したら答えが変わりました。そこで気づいたことまでお伝えします。

作れないのは、気力の問題だけではありません

結論から書きます。

私の場合、帰宅が遅い日にご飯を作れなかったのは、やる気が足りないからだけではありません。時間そのものが足りていませんでした

そう考えられるようになってから、少し気持ちが軽くなりました。

この記事で分かることは、次の3つです。

  • ChatGPTが整理してくれた、宅食の5つのタイプ
  • AIに相談するとき、条件を伝えないと自分に合った答えにならないこと
  • 「作らない日」を持っていい、という考え方

帰り道で、お弁当を買うようになりました

配属が変わって、通勤に時間がかかるようになりました。

そのぶん帰宅が遅くなり、帰ってから作る気がしない日が増え、自然と帰り道でお弁当を買うようになりました。

はじめは「たまにはいいか」と思っていました。でも、それが何日も続くと、少し気になってきます。

かといって、休日にまとめて作り置きをするのも気が進みませんでした。せっかくの休みに、台所に立ちたくありません

宅食の種類が、思ったより多い

夕食を作る日には、ChatGPTに献立を考えてもらうこともあります。ただ、それは「作る」前提の話です。

ChatGPTに献立を頼む方法|そのまま使えるプロンプトつき

今回は「宅食」を検討してみることにしました。

ただ、ひとくちに宅食といっても、冷凍のお弁当だけではないようです。

冷凍、冷蔵、ミールキット。言葉は目にしますが、それぞれ何が違うのかは知りませんでした。

そこで、ChatGPTに聞いてみることにしました。

私が送ったのは、次のような内容です。

配属が変わって通勤に時間がかかり、最近、帰宅時間が遅くなっています。 帰ってから夕飯を作る気がしなくて、お弁当を買って帰る日が増えてる。 休日にまとめてご飯を作るのも嫌だし、宅食を買ってみようかと思ってるんだけど、いろいろ種類があって、分からないです。

きれいな文章にはしていません。思っていることを、そのまま打ちました

ChatGPTが勧めたのは「冷凍」

ChatGPTに宅食の種類をたずねた画面。冷凍のおかず弁当、冷蔵のおかず宅配、ミールキットなど5つのタイプが並んでいる

返ってきた答えは、こうでした。

まず、宅食には大きく5つの種類があると教えてくれました。

種類 どんなもの
冷凍のおかず弁当 冷凍庫に入れておいて、帰宅後レンジで温めるだけ
冷蔵のおかず宅配 届いたものを数日以内に食べるタイプ
ミールキット 材料はそろっているけれど、少し調理する
ご飯付きの宅食 本当に「お弁当の代わり」になる
おかずだけ 家のご飯やパン、うどんなどと組み合わせる

そのうえで、ChatGPTはこう続けました。

今の話を聞く限り、まずは「冷凍で、レンジだけで食べられるおかず宅食」がいちばん相性がよさそうです。休日に準備しなくていいのが強いです。

このとき、印象に残った一文があります。

宅食って「人気ランキング1位を選べば正解」ではなくて、何をラクにしたいかで選ぶと失敗しにくいです。

ランキングを探そうとしていた私には、少し意外な言葉でした。

「冷凍庫がいっぱい」で、答えが変わりました

ただ、勧められた冷凍タイプには、ひとつ引っかかることがありました。

うちの冷凍庫は、もういっぱいです。

そこで、そのまま伝えてみました。「冷凍庫、今、すでにいっぱいなんです」と。

冷凍庫がいっぱいだと伝えたあとのChatGPTの回答。冷凍はおすすめしないと言い直し、冷蔵で届く宅食が1番目に挙がっている

すると、答えが変わりました。

あ、なるほど。それなら冷凍宅食は今はおすすめしません。

さっきまで1番だった冷凍が、外れたのです。

代わりに挙がったのは、この順番でした。

  1. 冷蔵で届く宅食 — 数日分のおかずが届く。冷凍庫を使わない
  2. 常温保存できる宅食・レトルト — レンジや湯せんだけ。買い置きしても邪魔になりにくい
  3. 週に数回だけ「その日に届く」お弁当宅配 — 冷凍庫ゼロで済む

そして、私が探すべき条件を、3つに整理してくれました。

「冷凍庫を一切使わない」+「休日に作り置き不要」+「遅く帰った日にすぐ食べられる」

自分でも、うまく言葉にできていなかった条件でした。

AIは、こちらが条件を出すまで分かりません

ここで気づいたことがあります。

AIは、こちらが伝えたことしか知りません。言われてみれば、当たり前のことです。

ただ、私がつまずいたのはそこではありませんでした。

冷凍庫がいっぱいなのは、うちでは毎日のこと。当たり前すぎて、条件だと思っていませんでした。最初の相談で書かなかったのは、これがいちばんの理由です。

でも、その一言を足しただけで、答えは逆になりました。

宅食とは別の話ですが、以前旅行に持っていくカメラを相談したときは、逆のことが起きました。

迷っていた2台について「どっちも持っていこうか」と言ってみたら、そのまま賛成されました

旅行のカメラ、どっち?ChatGPTに相談したら「両方」になりました

こちらが伝えたことに、素直に乗ってくれる。形は違っても、根っこは同じかもしれません。

だから相談するときは、うまく質問しようとしなくていいのだと思います。それより、自分の事情をひとつずつ足していくほうが、答えが近づいてきます。

検索のいちばん上は、広告のことがあります

条件がはっきりしたので、今度は自分で検索してみました。

「冷蔵 宅食」でGoogle検索した結果。いちばん上にスポンサー広告の枠が表示されている

いちばん上に出てきたのは、「ツクリオ(旧つくりおき.jp)」というサービスでした。

ただし、ここで気をつけたいことがあります。この枠は「スポンサー広告」です。

検索結果のいちばん上にあっても、それはお金を払って表示している広告であることがあります。

広告だから悪い、という意味ではありません。ただ、「いちばん上にある=いちばん人気」とは限らない。それは知っておきたいと思いました。

その下にある「AIによる概要」でも、同じサービスが最初に挙がっていました。

「冷蔵 宅食」の検索結果に出たAIによる概要。おすすめの冷蔵宅食サービスとして、ツクリオが最初に挙がっている

冷蔵で届く宅食は、冷凍庫の空きを気にせず、作りたてに近い美味しさを電子レンジで1〜2分温めるだけで楽しめるサービスです。

ChatGPTが整理してくれた「冷凍庫を使わない」「すぐ食べられる」という条件に、近い内容でした。

そこで、このサービスを調べてみることにしました。

届く曜日と賞味期限は、先に確かめる

いいことばかりではありません。ChatGPTも、注意点を挙げていました。

届く曜日と、受け取り方。冷蔵で届くサービスは、受け取りのタイミングが合うかどうかを確かめる必要があります。帰宅が遅い生活では、ここが分かれ目になりそうです。

賞味期限。冷蔵で届くものは、冷凍とは違って、届いてから食べるまでの期間も確かめておきたいところです。

最初から大量に頼まないこと。これはChatGPTからの助言でした。まとめて頼むと、今度は冷蔵庫がいっぱいになることもあります。冷凍庫で起きたことと、同じですね。

まとめ:作らない日を持っていい

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 帰宅が遅い日に作れないのは、気力だけでなく時間の問題でもある
  • 宅食には5つの種類があり、何をラクにしたいかで選ぶと迷いにくい
  • AIは、こちらが条件を出すまで分からない。うまく聞こうとしなくていい
  • 検索結果のいちばん上は、広告のことがある

相談してみて、いちばん変わったのは気持ちのほうでした。

作らない日をつくるのは、手を抜くことではありません。空いた時間を、別のことに使うということです。

帰ってきて、温めるだけでご飯が並ぶ。作るはずだった時間で、座って本を読んでもいいし、何もしなくてもいい。

もし今、同じように感じている方がいたら、まずは自分の事情をひとつ、AIに話してみてください。「冷凍庫がいっぱい」くらいの、小さなことで大丈夫です。

そこから答えが変わることが、あります。