半年前、うちの猫の写真をAIに渡してみました。
「ガチャポンのフィギュアにしてください」と頼んだのです。
そして今日、まったく同じ写真に、まったく同じお願いをしてみました。
2枚を並べてみたら、思っていたのとは違うところが変わっていました。
結論からお伝えします。
絵も、たしかに変わっていました。
けれど、いちばん驚いたのは絵の中に書かれた文字のほうでした。
同じ写真に、同じお願いを2回しました
まず、何をしたのかをお話しします。
使ったのは、うちの猫の1枚です
うちの猫、はあちゃんです。
テーブルの上のひもに手を伸ばして、後ろ足で立っている写真があります。
この1枚を、そのままAIに渡しました。
お願いの文章も、半年前と同じです
この文章は、私が考えたものではありません。
ChatGPTで画像を作ろうとすると、テーマの例をいくつか見せてくれます。
1月のとき、その中に「ガチャポン」がありました。
選ぶと、お手本の文章が出てきたのです。
かいつまむと「この子をガチャポンのフィギュアにして、透明なカプセルに入れて、日本語の台紙をつけて」という内容でした。
ちなみに今日あらためて見たら、テーマは入れ替わっていて、ガチャポンは見あたりませんでした。
こういうところも、半年で変わるようです。
下に全文を載せておきます。写真を1枚そえて、この文章を送るだけで大丈夫です。
ひとつの被写体(人物・ブランドのマスコット・モノなど)をもとに、ガチャポン風のミニチュアカプセルトイを作ってください。フィギュアはシンプルでトイらしいデフォルメにし、透明なプラスチックカプセルの中にきちんと収まるサイズ感にします。カプセルの中には、日本のガチャポンらしい紙の台紙を入れ、玩具の名前、小さな商品写真、アイコン風のマーク、素朴な日本語の文字などを配置してください。カプセルは、実際のガチャポン自販機の取り出し口の中、またはすぐ手前に置かれているように見せます。素材感はリアルに表現し、つやのあるプラスチックのカプセル、少しマットなフィギュア、薄く折られた紙の台紙が分かるようにしてください。全体は、iPhone で撮影した写真のような自然な雰囲気で、やさしい光、わずかな手ブレ感、背景の軽いボケ、ちょっとしたリアルなムラやクセを残します。構図はすっきりとまとめ、被写体は中央に。ごちゃつかない、クリーンな仕上がりにしてください。
1回目が今年の1月19日。2回目が今日、7月26日です。
ちょうど半年、あいだが空きました。
いちばん変わったのは、絵の中の「文字」でした
さっそく、2枚を見ていただきます。
半年前は、日本語が崩れていました
こちらが1月の1枚です。
ぱっと見は、なかなかのものです。
ただ、上の赤い帯をよく見てください。
「かわしいフィギュアヤマクット」と書いてあります。
たぶん「かわいいフィギュアマスコット」と書きたかったのだと思います。
台紙の下のほうの小さな文字は、もう文字の形をしていません。
日本語らしい何か、という感じでした。
今日は、全部きちんと読めます
そして、こちらが今日の1枚です。
台紙に書かれているのは、こんな言葉でした。
- ねこって、かわいくてずるい。
- はあちゃん のびーるポーズ
- 全5種/かわいさ100%
- いろんなポーズで、きょうもきゅるん♡
崩れている字が、ひとつもありません。
それどころか、売り場に並んでいそうな言葉づかいです。
「ねこって、かわいくてずるい。」は、私には思いつきませんでした。
帯だけ並べると、こうなります
いちばん差が出た部分を、大きくして並べてみました。
絵のほうは、どうだったか
文字の話ばかりしてきたので、絵のほうもお話しします。
フィギュアは、半年前もよくできていました
フィギュアそのものの差は、実は、そこまで大きくありません。
半年前の1枚も、毛の模様、白い胸もと、青い首輪、後ろ足で立つ姿勢まで写し取っています。
はあちゃんだと、ちゃんとわかります。
ちがいが出たのは、細かいところでした。
今日のほうが、毛のふわっとした感じや、見上げる目の表情が自然です。
でも、並べてじっくり見てようやく、という差です。
大きく変わったのは、台紙のほうでした
半年前の台紙は、小さな写真が1枚だけでした。
今日の台紙には、写真が3枚、「全5種」の星マーク、「かわいさ100%」の丸、「のびーっ」のふきだしまで入っています。
上と下には、キャッチコピーが1行ずつ。
売り場に並んでいる商品の、あの作りです。
変わったのはフィギュアより、まわりの作り込みのほうでした。
名前まで入っていました
台紙には「はあちゃん」と書かれています。
お願いの文章に、名前は入れていません。
以前の会話を覚えていて、そこから持ってきたようです。
並べると、こうなります
変わった点を、表にまとめました。
| くらべる点 | 半年前(1月) | 今日(7月) |
|---|---|---|
| 帯の文字 | かわしいフィギュアヤマクット | ねこって、かわいくてずるい。 |
| 小さな文字 | 読めない | すべて読める |
| フィギュア | もう似ている | 毛のふわっと感が増した |
| 台紙の写真 | 1枚・形が崩れている | 3枚・きちんと写っている |
| 猫の名前 | なし | 「はあちゃん」入り |
やってみて、思ったこと
数字よりも、この2枚のほうが伝わる気がしています。
「前はダメだった」は、もう当てになりません
半年で、ここまで変わりました。
以前AIを試して「思っていたのと違う」とやめた方は、多いのではないでしょうか。
私も、あのまま止まっていたら気づかないままでした。
一度しまった道具を、もう一度出してみる。
それだけで、印象が変わることがあります。
今から始める人は、ここから始められます
日本で生成AIを使う人は、この2年で一気に増えました。それでも50代は、まだ半分に届きません。
その話は、こちらで書きました。
→ AIってこわくないですか?|手が伸びないのは、たぶん別の理由です
ただ、これから始める方が手にするのは、半年前のAIではありません。
今日の1枚を作ったほうのAIです。
私が1月に見た、あの崩れた日本語を見ずにすみます。
遊ぶときに、気をつけていること
楽しい使い方ですが、2つだけ気をつけています。
①人の写真は、ひと声かけてから
自分や家族、ペットの写真なら気楽です。
でも、ほかの方が写っている写真は、勝手に使わないようにしています。
②有名なキャラクターは頼まない
アニメのキャラクターや、企業のマスコットを「フィギュアにして」とは頼みません。
著作権があるからです。
うちの猫なら、その心配はありません。
まとめ|半年で、ここまで変わりました
今回のお話をまとめます。
- 同じ写真に、同じお願いを半年あけて2回してみた
- いちばん変わったのは、絵の中の日本語
- フィギュアは半年前からよくできていて、変わったのは台紙のほう
- 「前はダメだった」は、もう当てにならない
お手元に、お気に入りの写真はありますか。
猫でも、犬でも、お気に入りのぬいぐるみでもかまいません。
1枚そえて「ガチャポンのフィギュアにしてください」と送ってみてください。
少し待つだけで、思いがけないものが返ってきます。
絵ではなく、話し相手として遊んだ日のこともまとめました。
→ 映画の感想を、ChatGPTと語り合いました|観たのに話す相手がいないとき
まだ始めていない方は、こちらからどうぞ。





